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高木瀬町二俣環境保全会 ”ECO二俣”

<小説> 農地・水・環境フォーラムin佐賀

 ~ 第5章 特訓 

 僕は、夢中になりながら、キーボードを叩いていた・・・。一つの流れをつかんだ僕は、寸劇のシーン一つ一つを頭に浮かべ、シナリオにしていったのだ・・・、なるべくセリフを短くすることと、リアクションを大きく見せることを考えながら、やっと自信作が誕生したのだ・・・。
 しかし、5分という短い時間内にどこまでやれるか?不安もかなりあったが、やるしかないという思いが先行していた・・・。
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 後日、公民館に集まり、当日参加できる人から役者の選定をし、”劇団ECO二俣”を立ち上げ、練習会は始まった。
 初日でもあり、もちろんセリフは覚えられていないうえに動きも入っていなかったが、すべてがうまくいかず全然だった、特に、5分という壁は予想以上に高かった・・・。

 皆で相談し、ジャンジャン削られていくセリフに、悲しい思いが込み上げてきたが、それを口に出すことは許されなかった・・・。

 また、僕には前半の発表用の文章ができていなかったので、焦りにも近いいらだちがそこにはあった。

 これではいかん、”水土里ネット”に助けを借りよう・・・、”煮詰まってきましたので、よろしくお願いします”。

 ”分かりました、明日からの練習会には伺います・・・。”

 それからの練習には、おおきな助っ人~N課長とA係長が来てくれるようになった。

  ”水土里ネット”の参加からは、”寸劇・発表原稿”ともに、見違えるような速さで完成していった・・・・。それに伴いメンバーも気合いが入り、仕事の後に毎日練習しようと自主的に集まってきた・・・。
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 いつしかN課長は、鬼監督となり、容赦なく劇団員を叱り飛ばし、ダメ出しを何度も行い、寸劇が甘くないことを体で覚えさるよう仕向けるとともに、うまいところは、褒めることも忘れなかった・・・。
 確実に劇団員の心をつかみ、寸劇の完成度がましていった・・・。
  また、ギャラリーの参加とサポーターの協力も日に日に増えて、二俣地区全部を巻き込んだ、一大イベントのようであった。

 一方A係長は、発表用の原稿の手直しに相当の時間を割いていた、なんとか筋はできていたが、2分の壁は厚く、文章を削って削って・・・・・、気持ちが伝わるようにするのは至難の技だった。

 僕は、心の中で、この5分間の発表に何の意味があるのだろうか?そんな疑問が何度となく脳裏をよぎったが、その言葉を打ち消して、文章の作成をし、やっとの思いで文章が完成したものの、思いの半分も伝えられていない・・・、複雑な気持ちのまま当日を迎えることになった。
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by eco-futamata | 2010-12-18 11:31 | 活動日記